人生チャレンジ・Jさんの話5

「中毒は恐ろしい、何をしでかすかわからない」

これがJさんの刑務所からの告白です。今ではすっかり、鎮痛剤中毒もぬけて、腰痛を我慢しながら刑務所生活を過ごしています。でも、人生チャレンジです。と言う事で現在、上告中です。(笑)しかし、笑っていられません、どうやら彼の上告は最近、委員会で審査が通りました。残るは国会で通れば、懲役が短くなり、予定より早くに釈放になるかもしれません。やはり人生、行動あるのみです

さて、私がJさんと最後に会ったのは6年前です。突然、メイン州からわざわざニュージャージー州に車で遊びに来ました。彼の大麻も枯れてしまうトラブルに見舞われ、ちょっとお金に困っていた時でした。さらに体調も悪く、痩せこけていました。彼は長年、喫煙者でした。どうやら肺の不調を医者に訴えたところ、医者曰く、「肺癌であれば、余命も6か月だろう」とのことでした。

「余命は6か月。。。」これを聞いた私は涙しました。たとえ難ありの友人とは言え、流石に余命6カ月なんて言われると普通であれば悲しくなりますよね。私は素直ですから「ああ、きっと人生最後に友人に挨拶に来たのね」と思ったのですが、それは表向きであって、どうやら裏には彼なりの努力とドラマがあったらしいです。その逮捕劇にまで繋がる彼のドラマを当時リアルタイムで知らなかったので、私としては彼がメイン州に帰った後、気がつけば彼は逮捕されて、「え???」と言ってる間に余命の6か月は過ぎ去りました。

この医者の言う、余命6カ月は「もし肺癌で、何もしなければ」と言う話で、MRI検査などを受けなくてはいけません。すっかり自分は肺癌と思い込んだJさんは怖くて検査に踏み込めなかったそうです。さらに、このかかりつけの医者はJさんに検査を受けるまでは、腰痛のための「薬」は処方しないと言い放ったのです。それにはJさんも動揺しました。もしかしたら癌より動揺したかもしれません。薬の処方通路を斬られたJさんは仕方なく知り合いの医者に会いにニューヨーク、ニュージャージーまで来ました。しかし、知り合いの医者たちから処方箋をすべて断られました。

「薬なしでは生きられない。。。」と思い始めるところがすでに立派な中毒者です。手ぶらでメイン州に帰ってきたJさんは思い詰め、とうとう道を外しました。医者が処方してくれないのなら、自力でゲットするしかないと。どうやって?それは薬局に押し入るしかないと。

最寄りの薬局ならバレやすいので、車で1時間、ちょっと離れた田舎の薬局屋に目星をつけて、準備万端で、とあるドラッグストアに乗り込みました。

早朝を狙ったので、店内は店員3人、お客1人の4人だけだったそうです。とにかく、銃で脅して4人をジップタイで縛ったそうです。ちなみに最近は警察も手錠は使わず、もっぱらジップタイを使うそうです。中でも、お客さん1人は70年代のおばあちゃんで、さらにこのおばあちゃんは、その町の市長さんのお母様だったらしく、お母様を大変な目に合わせたJさんを「ムショから出てきたら殺してやる!」と叫んでいたそうです。なんと、運の悪いJさんでしょう。釈放されてもメイン州には戻らないほうが良いのではないでしょうか?

さて首尾よく薬を手に入れたJさん。が、しかし、そんな簡単に終わりません。Jさんは要注意人物として以前から目をつけられています。そして、警察側は証拠不十分でも令状をもってJさんの家に彼の身柄を拘束しに来ました。警察側としては、後で証拠を集めればいい(又は作ればいい)というのが本音だったと思います。

続く。To be continued…

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