出稼ぎ移民の事情(1)

こんにちは、今回は主にメキシコや中央アメリカからの移民がどうやってアメリカに不法入国してくるかについてお話をします。

現在、アメリカとメキシコの国境の壁をめぐって口論されていますが、実はメキシコも自国の南の国境を強化したいことをご存知でしょうか?

メキシコはすでに潤い始めているので、最近はアメリカに不法入国してくる外国人は、メキシコからよりもホンデュラスやグアテマラなどの国の人が多いのです。

そしてそういう国々の人はアメリカに不法入国する前に、メキシコを通過します。すると、メキシコで治安の問題が浮上します。だから、メキシコは南の国境を強化したいのです。しかもこういう国々は自国の人口もしっかり把握してないので、対処しようがないのが現実です。

さて、不法入国のために必要なのは現金と道の案内人です。この道の案内人を俗に「コヨーテ・Coyote」と呼びます。(コヨーテはイヌ科の動物です)ちなみに一人のコヨーテが一つのグループを最後まで面倒見て率いるわけではありません。それは互いに危ないからです。コヨーテ1が出発地点からA地点までの案内、コヨーテ2がA地点からB地点までの案内という感じで仕事を分配しています。アメリカ不法入国を目指す人たちは20~30人のグループにまとめられ、違うコヨーテにピックアップされるごとに現金を少しづつ払います。

ここで、こういった危険な問題などが出てきます。

1)不法入国を目指す人たちは割とまとまった現金を持っている
2)コヨーテ1に案内された後、次のコヨーテ2がすぐ来るとは限らない
3)脱落者が増え、グループが小さくなるとコヨーテと生死を賭けた戦いになるかもしれない
4)一か月以上もの旅に体を壊す

まず、問題その1。彼らは現金を持っています。靴の中に隠したり工夫をしてますが、外からも狙われるし、又は、グループがそんなに大きくなければ、コヨーテに騙され、現金を巻き上げられることもあります。その場合はもう一度、お金をかき集めて出直し。ちなみにメキシコ人のMさんは一回目のグループは全員、コヨーテに現金を強奪され、二回目のトライで成功したそうです。ホンデュラス出身のCさんは「値段は6000ドルだった*」と言ってました。(2007年)
*1ドル100円の計算で60万円

問題その2。ある場所に案内された後、次のコヨーテがすぐ来てくれれば良いですが、中には一週間来なかった、という場合もあります。小さな町であればいいですが、砂漠のような何もないところであれば辛いです。待ってる間に強盗に現金強奪される事もあります。

問題その3。やはり並大抵の旅ではありません。脱落者は出ます。グループが小さくなると、コヨーテとの間の緊張感が生まれます。コヨーテからしたら裏切れる数なら裏切るほうが仕事も楽でしょう。中にはコヨーテに殺されそうになった人もいます。生死を賭けた戦いです。ただ、コヨーテを殺してしまうと、案内人がいなくなるので自分も死んだに等しい状態になります。先ほどのホンデュラスのCさんは「出発時は29人の男がグループにいたがアメリカに不法入国できたのは自分を含め3人だけだった」と語っていました。

問題その4。このホンデュラスのCさんはアメリカに着いた直後すぐ病院に運ばれ、一週間入院しました。この人は「ニューヨーク市内の病院に入院」だったので、最後の交通手段は「船」だったのでしょう。

話が長くなりましたので次回に続く。。。
To Be Continued…

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